「首が痛くて唾も飲み込めんがですょ…どっち向いても痛くて昨日は痛み止め飲みました」
「これほど熱持ちますかねぇ…首回り…熱いですよ。あ、お風呂入りました?」「はい…昨日は念入りに」「その後でしょ!痛み増したの?」「ハイ…」

土曜日に軽く寝違えた方で、昨日来られました。どうも「温活神話」アルアルなようで…。温めたら良いかと思われてギックリ腰なんかも「温める」ケースお聞きします。その後激痛…お風呂から出れなくなったり。

炎症が起こると壊れた細胞からプロスタグランジンという「痛み・熱・腫れ」を引き起こす成分が作られます。 この後さらにブラジキニンという成分が血液から遊離してくるのですが、これは神経自体の感受性を高めてしまいます。ここに温める行為が拍車を掛けるんですね。

さらに、お風呂から上がれば徐々に体温が下がりますがケガの部分だけ取り残されるんです。結果、周囲との「温度差」が際立つんですよ…なんなら「最受傷」とも言えます。

事あるごとにお伝えはしてるんですがなかなか周知には至りませんね。色々なツールで工夫しながら発信し続け「常識」になるまで頑張ります!