20度以上の傾きがあった魚屋の女将、3度目のお越しです。
「目眩どうですか?」「それがこの3週間いっさい起こらんがです…不思議ですねぇ…揉んだり何にも特別せんのに…」
その方の慣れた「ワード」を使って上手に説明してあげます。
「たとえば活きの甘鯛、グジグジ押したり揉んだりします?」
「いぇいぇ…」「それを京都の料亭に送ったら?」「こじゃんと怒られます…」「でしょ?」
「最高級の活きトラフグ、電気でビクビクさせます?」「オオゴトです!」「でしょ?」「人も魚も一緒ながですね!ココを知れて良かったです!」さらにダメ推し「皆〜んな、どっか良い処無い?言うてない?」「言うてます」「って事は何処も良くない、って事でしょ?だったら今までと全然違うことせな」
「塩タタキ」ご存知ですか?高知名物カツオの新しい食べ方です。ここ5年くらいですかね…定着したの。以前はポン酢みたいなタレがセオリー。出始めた頃は「エっ?」って僕らでも思いました。返って新鮮さを際立たせるんです。シンプルなだけに「生臭さ」が分かりますから。
当たり前の次にも当たり前が出てきます。プレゼンの仕方次第で認知のスピードも変わりますよね!ちなみに甘鯛、京都では「グジ」って呼びます…!