良く言う「物理的に」の対義語が「精神的に」です。物理的とは実際の数値や可能・不可能ということを表すのに対し、精神的は心や気持ちを表します。
シンメトリーは「物事は物理的に考えて下さい」とお願いしてます。例えば痛んでる部位に刺激は…与えない方が良いよね、とか。痛いのはこれ以上使わないでっていうお知らせですよ、とか。
漠然と痛い所を触られないと改善しない。とか痛い時でも頑張って動かさないかん。とか…ちょっと見方を変えてみればそれは「精神的」ですよね?いわば決めつけている、とも言えます。
数ヶ月前に2回来て下さった女性が「先生のやり方は優し過ぎて納得出来ん」と、グリグリの揉みほぐしへ行かれたそうです。で、それこそ「精神的に納得した!」そうです。で…数回通うも…変化は出ず…だとか。ん〜…ねぇ…。お気の毒に。
確かに優しく手のひらを当てたり、撫でたりすれば幸せホルモンのオキシトシンは出ます。あくまで「優しく」ですから。天文学的な情報を刻々とやり取りしている繊細で奇跡の生き物「人間の身体」には強い刺激は「厳禁」なんです。いわゆるパワハラ以外の何物でもありません。物理的どころかそのうち精神的にもヤラレますよ…。