種類にもよりますが草って急いで抜こうとすると葉っぱだけ取れて根は残ったままになります。長い時間掛けてなんとか命を繋ごうとしてきた結果、手に入れた植物の仕組みでしょう。少しでも根が残るとすぐに生えてきますね…ホント逞ましいです。

出来るだけ根の先まで上手に抜く方法は「ゆっくり抜く」です。土の中の張り具合を感じながら切れないようにじんわりと…。雨の後なんかは土も柔らかいので面白いほどキレイに抜けます。夢中になるほど楽しいです。

日々むしりながらふと「施術に似てるなぁ…」と思いました。急げば表面の症状だけ無くなり根は残ったまま。すぐさま「再発」します。まさに根本から抜かれまいと身体に「しがみつく」んでしょう。それもそのはず長くかかって根を張ったのですから簡単には引かれません。

ホント似てまして…胸の内を悟られまいと防御で身も心も固めてる方は抜けが悪いです。反面どうしても言いたい、抜いてもらう準備が出来てればスルッと無くなったりしますよね。こちらが根の張りを探るようにしっかり向き合って茎をたぐり寄せれれば…。「やり取り」なんですよ、一方的な頃合いじゃ上手くいかないはず。相手は根「本音」も葉「建前」もある人…じっくり向き合ってみましょう!